言葉が見つからない、というのが本当のところである。
初めて直接にお会いしたのは約二十年前。
党幹事長在職時、総選挙の応援で五区入りいただき、
涌谷町の街頭演説で司会を務めていた私のマイクでお迎えした時のことを
今も鮮明に覚えている。
以降、党青年局での活動などを通じて顔も名前も覚えてもらった。
大震災後は、当時野党の立場ではあったが支援活動に奔走いただき、
政権奪還されて以降は首相として震災復興を長くけん引され、
女川町をはじめとした被災地に寄り添い、
全面的なバックアップをいただいた。
感謝の思いばかりである。
政権に対する政治的、思想的立場からの評価はその立場毎に様々だろうが、
多大な実績を残した
「我が国を代表する強いリーダー」
であられた、ということには、
それぞれの立場は異なっても国内外を問わず同意されるだろう。
そんな大きな柱が突如として凶弾により失われたことの意味は極めて重く、
その影響はとてつもなく、今の時点で計り知ることはできない。
言うまでもなく、社会に対する暴力による挑戦は如何なる形でも許されず、
認められてはならない。
そして、その社会の根幹をなす民主主義は、
このような暴力で揺らぐことがあってはならず、
それを守る役割は私達一人一人の手に委ねられている。
この、社会と民主主義に対する暴力による挑戦という蛮行を、
私達は決して許してはならないし、屈してはならない。
それを安倍元首相も望まれているだろう。
我が国の未来へ向けてまだまだやりたいことがたくさんおありだったと思う。
その無念を推し量る術はないが、
今はただ、安らかにお眠りいただくことを祈るばかりである。
安倍元首相、これまで本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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